iPhoneが異常に熱をもちバッテリーの減り方が早いというトラブルがよくあります。
パソコンだとよくある事なのですが、これは熱暴走という現象です。iPhone自体小さなパソコンなのですが、パソコンには冷却ファンで風を送り熱の発生源であるCPUを冷やしていますが、iPhoneを始めとするスマートフォンにはその機能がないため、筐体に放熱性の高いアルミを使い熱を逃がすようにしています。
筐体自体がヒートシンクの役割をしています、そのためケースを使用すると素材によっては熱がこもりやすくなる場合もあります。
スティーブ・ジョブス氏はiPhoneにケースを使う事を好みませんでした。エンジニアとしてパフォーマンスを重視したいという気持ちもあったのかもしれませんね。
iPhoneの熱暴走への対処法
1.使っていないアプリを終了させる
ホームボタンを2回続けて押すとこのようにアプリケーションの選択画面になります。熱暴走の原因の多くはこのアプリの立ち上げ過ぎが最も多いです。
この状態で画面をタッチして上にスワイプするとアプリを終了できます。
ホームボタンで消えると思っている人が多いのですが、画面から見えないだけでアプリは休止した状態になっているだけです。起動中よりは消費電力は少ないのですが、それでもアプリを開きすぎていると消費電力は大幅に上がります。
2.再起動させる
メモリをリフレッシュする意味でも一度再起動させる事をお勧めします。
それでもバッテリーの減りが多い時の対処法
電源が切れるまで充電しない事で正常に
アプリを消して再起動すれば熱暴走は大概治りますが、それでもバッテリーの減りが早い場合は、一度電源が入らなくなるまで充電しない事をお勧めします。
充電器を常に挿しっぱなしの時が多い人に起きやすいトラブルですが、月に1度くらいのペースで充電を空にしないとバッテリーの充電を計測している昨日に誤差が生じます。
実際には違うのですがわかりやすく説明すると
「隊長!充電が20%を切りました!」
「よし!省電力モードに切り替えるか確認だ!」
「隊長!充電が開始されました」
「よし!充電は何パーセントから開始された?」
「19.4・・・いや19.3%から開始されました。」
このように小さな誤差が積み重なり、過充電しないため四捨五入ではなく端数は切り捨てて充電されるようになるんでしょうね。
0.1%の誤差が積み重なり本来100%まで充電できるはずが7〜80%しか充電されないようになります。
そのため一度ゼロの状態に戻す必要があるのです。
これはノートパソコンやタブレット、充電式の製品全般に言える事なのでバッテリーのもちが悪くなったらためしてください。
また、充電切れから放置して完全放電してしまうと逆にパフォーマンスが悪くなる場合もあるので、気をつけてください。